人材育成において意識している点とは? CPF合格者インタビュー①vol.1
人材育成において意識している点とは?
ロート製薬株式会社 生産事業本部 大阪工場
充填包装グループ 2チーム リーダー
小口 香 様インタビュー
森宮
本日はロート製薬株式会社生産事業本部大阪工場チームリーダーの小口香さんにお話をうかがいます。
女性のお立場でCPF資格に取り組まれ、見事合格されました。
本日はお目にかかれることをとても楽しみにしておりました。
まず小口様の現在のお立場と職場での役割からお聞かせください。
小口
大阪工場で主に充填包装グループのリーダーをしています。
担当しているのは2チームで、それぞれユニットリーダーが配置されています。
主に診断薬を製造する工程と化粧品を充填する工程を担当しており、そこで生産管理を受け持っています。
森宮
ユニットやチームというお話が出ましたが、小口さんが実際にみられているのはだいたい何人ぐらいですか。
小口
直接はユニットリーダーの2人ですが、その下にそれぞれ25人ほどいます。
ですから2チーム合計で50人くらいになります。評価の対象者となるのもその50人です。
森宮
50人のまとめ役というわけですね。
日々の仕事の中でご自身がもっとこうしたらいいのにと感じる課題は、どのようなことでしょうか。
小口
工場はものづくりの場所ですが、ものづくりは人づくりといえるほど、ものを生産しているのは人なのです。だから、私は人づくりという部分にすごく重きを置いています。
私は工場の人材育成も担当しています。私の直属の部下は男性ですが、工場の9割を女性が占めています。
人を育てるとなると、やはり大事になるのはコミュニケーションです。適材適所も重要な部分だと思います。特にこの工場で扱っている診断薬というのは、ISO査察などもあり、作業員に厳しいことを求めることが多くなります。それぞれの適性を判断し、スキルアップを要求する必要があるのです。
そこで、ラインの作業員をレベル分けし、それぞれの段階に応じて育成をしています。
その点が、自身で強く意識している部分です。
つづく 1/5