受験勉強をして気づいたこととは? CPF合格者インタビュー①vol.3
受験勉強をして気づいたこととは?
ロート製薬株式会社
小口様インタビュー
森宮
合格者のみなさんに学習時間をアンケート調査しています。試験期によっても変わりますが、合格率が高いのがだいたい50時間から60時間です。期間でいいますと、半年ぐらい前から毎朝30分など少しずつ進める人もいますし、直前に集中して多くの時間を割く人もいます。どちらかといえば、小口さんは後者でしょうか。
受験勉強中や合格後も日常の業務は変わりなく続いていたと思いますが、何か気づきがあれば教えてください。
小口
最も参考になったのは、変化に対応できる工程管理の進め方という部分です。業務のチェックを前日の夕方、当日の朝、当日の昼に行うことです。私は普段、工場におらず、ちょっと離れたオフィスで仕事をしています。ですから、何かのトラブルがあったら、工場へ入って指示するわけですが、どういうふうに確認すればいいのか、言葉1つでどうアラートをだせばいいのか、参考にさせてもらいました。
職場巡回と即時のアクションが大切と書かれていましたが、そこは不足していたと感じています。それまでは朝礼とそのあとに1回ぐらいしか状況説明を受けていませんでした。
具体的にいうと、朝に状況を聞き、問題があればすぐに対応させ、午後もできるだけ現場に顔を出すようにして夕礼みたいな感じで話を聞く程度だったわけです。
テキストには必要な巡回回数や計画したことを確認する方法が具体的に書かれています。そこで、離れた場所にいても問題なく管理できるよう15分程度の昼礼を入れたほか、夕礼も加えるなどやり方を変えました。行動としてやっておきたいことは、テキストをコピーして置いてあります。それで実際にやったら、チェックしているのです。
森宮
業務テキストのような感じで今も利用しているのですね。
小口
そうなのです。
後継者を育てるときの項目に勉強してもらうことを入れようと思いました。
ユニットリーダーをしている人が次のチームリーダーになるとき、CPFを受験するようにしたいのです。そうすればいろんなことが身につき、理想的な管理ができるのではないでしょうか。そのことはすでにマネージャーに相談しました。
森宮
マネージャーは何とおっしゃいましたか。
小口
そういうプログラムを作ったら、同じような管理をできるリーダーができ、良い教材もあるので、やるべきだといわれました。
つづく 3/5