セミナーで感銘を受けたポイントとは? CPF合格者インタビュー②vol.7
CPFホルダーの
東京電力ホールディングス株式会社
経営企画ユニット グループ事業管理室 調達管理グループ 能力開発担当課長
谷口 正洋 様
に事務局の勝田がインタビューをしました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
セミナーで感銘を受けたポイントとは?
勝田
CPPは社内共通認識や理解、CPFはサプライヤーとの共通認識で活用しているということですが、社内からサプライヤーまで知識と言語でつながっていることがすごく伝わってきます。
それぞれの資格や資格取得のための勉強が、認識や知識をつないでいるようにも感じました。
谷口
そこまで最初から考えていたわけではありません。
でも、調達の仕事を進めていくと、競争だけでは原価が下がらない分野があるのです。
これを共同で改善していかなければならないというのが、課題認識だったのです。
勝田さんが今、ご指摘くださったようにすべてが地続きであることは事実です。
しかも、社内だけでなく、工場の方とも協力していかないといけないわけですから、まずCPPで社内に共通言語を作り、ベースを固める必要が出てきます。
そして、社外へ出て行ったときには、外の言葉でコミュニケーションを取らないと相手に伝わりません。
そのためにCPPと少し異なるCPFを試してみたわけです。
やはり、業界には業界の用語で話していかないと、深く入ることができません。
工場は事務室とは、別の世界ですから。
勝田
そんな中でセミナーに参加していただきました。
参加した手ごたえはいかがでしたか。
要点はつかめましたか。
谷口
セミナーは伊藤先生がかなり迫力のある方でした。
1部の方はかなり範囲が広く、工場はこういう目標を持ち、ノルマを抱えているということをかなり駆け足で教えていただきました。
これは全体像をつかむために非常に良かったと記憶しています。
それと、工場にとって大事な部分についてかなり語気を強めて話してくれました。
セミナーのテキストは絞り込んだ内容になっていましたが、それをパワーポイントで説明してくれ、要点がさらに整理できました。
私はセミナーに行く前、工場のノルマを理解したいと思っていたのですが、そこは本当によく分かりました。
私がセミナーで感銘を受けた点は、先生が育成をすごく大事に考えていたことです。
第2部で人材育成や研修についてそれまで以上に熱く語ってくれました。
もともと私は調達の仕事に長く従事してきました。
しかし、人材育成や研修は経験がなく実際に講師をするようになってから、これらについて考えるようになりました。
まだここ3、4年の話なのです。
でも、よくよく考えていくと、工場は正確にものづくりをする場所です。
だから、さまざまなノウハウや知識を次の世代に継承していかなければなりません。
この点では、どの工場も昔から苦労していたことが分かりました。
確かに、安全面などをきちんと教えないと、事故が起きてしまいますものね。
それで、人材育成や研修の基本は工場のものであっても、事務系の職場や私どものような電気設備を運用するサービス業でも十分に応用が利くと感じました。
つづく 7/14