今回のCPF受験で得た最大の気づきとは? CPF合格者インタビュー②vol.14
CPFホルダーの
東京電力ホールディングス株式会社
経営企画ユニット グループ事業管理室 調達管理グループ 能力開発担当課長
谷口 正洋 様
に事務局の勝田がインタビューをしました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
今回のCPF受験で得た最大の気づきとは?
勝田
CPFは製造業に限らず、様々な現場に必要なエッセンスが詰まっていますよね。
谷口
詰まっています。
CPFの第1部の方は、現場の品質を高め、QCDSEを上げるという意味では普遍的だと感じます。
たとえばCPPは、もともとは、製造業の特に組立て産業関係を対象に立ち上げられた資格制度ですが、ゼネコンの人がどんどん受けるようになるなど、いろいろな業種の人が使っていますよね。
だから、次のCPFテキスト改訂の機会があれば現場をもっと広く捉えていただけたら、より普遍的な内容に仕上がるのではないでしょうか。
勝田
建設、介護、病院などいろいろな現場がありますね。
谷口
そういった現場でも使えそうに思えます。
どんな仕事であっても、QCDSEは登場するでしょうし、リーダーシップや部下の育成は必要です。
ぜひCPFの資格をCPPやCPEと同じくらい宣伝していただき、合格者を増やしてください。
そうするとこの資格の地位が上がっていきます。
勝田
資格の価値を高めるのも、合格する仲間を増やすのも、私どもの使命ですね。
最後に何かひと言あれば頂戴したいと思います。
谷口
人材育成や研修は会社が環境を整えるなどいろいろなことをやっていかないと、しっかりしたものにならないです。
最近の研修はeラーニングで簡単に済ますケースが増えてきましたが、そこに手をかけないと伝わるものが少ないでしょう。
事務局が楽になるだけで、実は、教わる現場は本質を習得していないという現象が増えています。
本当に伝えたいことは、人が面と向かって「これが大事でその理由はこうだから」と噛んで含めて教えていくべきものです。
これが大事だと思ったのが、今回の最大の気づきです。
勝田
CPP、CPF2つの資格を取っていないと分からない言葉だと思います。
CPF、第一線監督者というネーミングに少し課題があることを気づかせていただきましたし、現場にすべてのヒントと答えがあることも再認識させていただきました。
現場の強さが日本のものづくり、製造業を支えてきたわけですが、忘れかけている部分もあるようです。
どうもありがとうございました。
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